2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
(二十二つづき)禅師がご在世のとき、ある日仰るには、「もし大梁が世にあれば、わしが様々な事に気を回すこともないのだが、早く死んでしまって、わしが世話を焼くことになるのじゃ」と言う。また、「わしの弟子の中に祖圓という者があって、人を見る眼が…
(二十二つづき)あまりに身命を惜しまず、全身を地獄の火で*砕きましたので、座っている所が破れまして、座るのに大変困りましたが、その頃は根気がよくて、一日も横になって寝るということはありませんでした。しかしながら、座っている場所が破れて傷ん…
(二十二つづき)私の親はもと四国の浪人であって、しかも儒教の人でありましたが、ここに住むようになりまして、私を産みましたが、父には幼少のころ離れまして、母の養育で育ちましたが、腕白もので、そこらじゅうのすべての子どもに対して悪さばかりする…